この探査法の特徴は, 1. 広範囲の調査地の中から,大まかな空洞位置を把握する。 ・ シャドウ効果の利用で,グリット状の測線を設定することなく空洞の 位置を求めることが出来ます。 2. 空洞の位置を高分解能で求める。 ・ ニアフィールドによるアンプ効果(投稿中)により,MTパラメーター は,空洞に対応する形状を残したままで,増幅します。 ・ この手法の最大の特徴が,この「ニアフィールドアンプ効果」で,既 存手法では見えなかったものが見えるようになります。 ・ 空洞の位置を,電極間隔より狭い範囲で,決定することができます。 ・ これにより,試掘すべき最良のポイントを低コストで決定できること になります。 3. 高い土被り比(空洞までの深度/空洞の高さ:H/d比)を実現する。 ・ 国土交通省「鹿屋地域地下壕等対策調査検討委員会」による報告で は,対応H/d比は6以下(高密度電探:3以下,連続波レーダー6以下) ・ 社内実績の最高値は,H/d比=10.5(鹿屋市,空洞深さ21m,空洞高 2m) 4. 高い汎用性 ・ 本手法は,「ニアフィールドアンプ効果」によって,これまでに,難 しいとされてきた高比抵抗物質の検出が可能になったものです。 ・ 元来,低比抵抗物質(地下水,断層,軟弱層分布域)の検出には問題 ありません。 |
探査レイアウト
測定状況(受信機) 送信機 |
空洞調査実例 空洞中心深度15.2m,土被り比6.2 |
防空壕入り口 |
<高周波CSMTのプロフィール> (1) 2002〜;研究開発補助事業,中小企業事業団,経済産業省 (2) 2003.3;国土交通省,「鹿屋地域地下壕等調査検討委員会」, 探査手法比較で,地下空洞探査に適する手法として本手法を評価 (3) 2003〜;鹿児島大学,地域貢献特別支援事業,特殊地下壕等調査 研究会部会,地下壕探査手法として評価 (4) 2003;特願2003−147120 (5) 2008;特許第4229371取得 (6) 採用自治体;鹿児島県鹿児島市,同県日置市,同県霧島市,大分県臼杵市 |
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